1977年、三重県松阪市生まれ。
海の幸、山の幸に恵まれた街で、三度の飯よりスケボーが好きという、スケボー三昧の少年時代を過ごす。青年期から始めたDJ、楽曲製作などストリートカルチャーに魅了される中、20代30代とオリジナリティーを生み出す自己表現の追求に悩み苦しんでいた。転機が訪れたのが39歳。子供の誕生日に絵本をプレゼントしようと考え、独学で絵を描き始める。道を照らしてたくれた心の師は、エリックカール、レオ・レオニ、岡本太郎。42歳の時に手描きとデジタルを融合させたハイブリッドアートを見つけ、作品制作に没頭。43歳でアート活動開始。三重、大阪、東京で個展、グループ展、アートフェアに出展し、45歳でモナコ、香港で展示の機会を得る。
テーマはDREAMS COME TRUE。
夢とは見るものじゃなく掴みに行く事だと信じる。溢れ出す自身の情熱、輝き、喜怒哀楽を、自身の代表的なモチーフとして、人とバイクに置き換えて表現している。また、surprise & sparkをコンセプトに、活動を通して、新しい土地や国に行き、縁と出会いを大切にしている。
小さな火花でも誰かの小さなきっかけとなり、再会し笑顔と笑い声になれば人はハッピーになれると信じる。僕にとってアートとは人の活力を動かす力。信じるものが少ない激動の時代で、作品から優しさや温かさ、鋭さや厳しさを感じてほしい。
ハイブリットアートは、ヘラとインクだけを使うシンプルなスタイルで、線や形として捉えず、ルールもなく自由な発想ができ、思いもよらない偶発的な驚きと手描きだけでは表現できない作品から放つエネルギーが魅力。溢れ出す情熱を、ヘラ1本で紙にぶつけ、そこで生まれた力強さや躍動感をデジタルの中で最大限引き出し、大胆に繊細に表現する。元気な色彩でダイナミックかつインパクトある表現が特徴。技法や道具に囚われない自由な想像力は、他者との影響、自己表現など狭い世界観を取っ払い、自信と心を解放させた。近年はデジタルアートに留まらず、映像やテクスチャを組み合わせたミクストメディアに取り組んでいる。
仲間達の繋がり、家族の支え、少年時代から培ったストリートカルチャーの経験が今の活動の支えとなり、挑戦する勇気と行動に繋がっている。夢はNYで個展を開催し、絵の道を照らしてくれたエリックカールに会いに行き、成長と感謝の気持ちを表したい。一人の人間として、また会いたいと思ってもらえる活動を志す。